約380年前、江戸時代に水戸藩の産業振興として生まれたのが
「水府提灯」
水戸の別名「水府」から「水府提灯」と呼ばれています。
提灯は江戸時代の夜に灯りをともすには欠かせないもの。
当時、必需品だった提灯を徳川御三家の一つ水戸藩は、石高の低い藩民の経済を支える産業の一つとして、製造の奨励をしたそうです。
以来、水戸地方は、岐阜や福岡の八女と並ぶ、提灯の日本3大産地の一つなんですよ。
上の写真にある支援の会の提灯は、約100年前から水府提灯の製造販売を行っている
青野商店さんに作っていただきました。
今はゆらぐ炎に癒される余裕はないかもしれないけど
提灯の明かりは電気の明かりにくらべてやさしい。
380年もずっと作られ続けてきた提灯。
匠の技を守り続けるには困難なこともたくさんあったことと思います。
これからもずっとずっと未来に残っていってほしいです。
「ずっと」ってすごいことなんだなってあらためて感じています。
僕の街では3月11日の地震直後、電気・水・ガスが使えない状況が続きました。
食料も手に入りずらい状況も続きました。
その後、電気・ガスが復旧し、食料も手に入るようになり、水ももう少しで復旧する模様。
ガソリン不足はあいかわらずだけど、今週末には落ちつくだろうという情報が入っています。
被災の生活からは徐々に回復傾向です。
ありがたい。
でも引き続き余震は続いているし
慢性的な物不足
原子力の風評被害もでているし
もちろん被災地ではまだまだ不安の中での生活がつづいています。
そんな中で「今なにができるのか」を考えると
節電、節水
募金
買い占めしない
ボランティア
などかな・・・
ネット上ではこんな「買い占めやめよう運動」の一枚のポスター画像が話題となっています。
買わないことが、商売を生業にしている方々の生活を苦しめてしまう一面もあるのも事実なのでムズカシイ。
でも、この取り組みの意識が「今」できることなんだと思います。
できれば「今」だけじゃなく・・・「ずっと」・・・
震災のニュースを聞いて何もできない日々に気を滅入らせていましたが
被災地に行って直接なにかできなくてもやれることはあるし
なによりも「今」できることは震災の前の日までやっていたことを、
同じ以上の気持ちでやることだと思えるようになりました。
それもこれから「ずっと」。
今朝も大きな余震が続きました。
まだまだ油断できません。
みなさん余震疲れしていませんか?
自覚はなくても体は緊張して疲れがたまってる方が多いようです。
休めるときはしっかり休んでくださいね。
テリーでした。