今朝の千波湖です。

今日は「オープンロケセット・記念展示館」の仕事始め。
朝日に新年のご挨拶をしました。

セットたちも今日が仕事始め、
朝焼けに照らされ凛とした空気の中、
いい緊張感を醸しだしてくれています。

オープンロケセットの桜田門外では新春イベントが開催されました!おぉ後光がさしてきた。めでたい感じ。

開演前から多くのお客様にお越しいただきました。
まずはお正月らしく
華道吟から

藤野君山作「花月吟」です。
吟者は稲川吟清先生、木村萃珠先生、生け花は高塩理光先生。
続いて桜田烈士の一人佐野竹之介が遺した漢詩「出郷の作」の吟詠剣舞です。
吟者は嶋村吟竣先生、舞は松尾恵理子先生。
続いては再び桜田烈士の一人黒沢忠三郎の漢詩「絶命の詩(走筆作詞)」です。
吟者は木村萃雪先生、舞は平岡昭虎先生。
吟詠剣舞の最後は幕末明治期の詩人・村山仏山「無題(桜田門外の詩)」です。
吟者は高塩吟篁先生、舞は寺門吟尚先生。
吟詠演武の最中、心地よい風が場内を吹き渡りました。
吟と舞が先人の想いをこの桜田門外にとどけてくれたかのかな。
次は
川又南岳先生による
大筆書初めです。

大筆を置いたその瞬間、会場の空気が一変。
先生が全身全霊で紡ぎあげる書はダイナミックでもあり繊細でもありスゴイ。

書き上げた書は「魁」です!

ちなみに、オープンロケセット内には「桜」と「夢」の文字も掲げられているんですよ。
最後の演目は茨城県磯節保存会会長で民謡歌手の
福田佑子先生による唄「桜田門」と「水戸二上り」です。
人の生きる場には、空気と水があるように、
人が生活する喜怒哀楽の場には民謡がありました。
先生の歌声はなぜか心が震えます。
日本人だからかな。
桜田門外でのイベントの後、松の廊下前では、つきたてお餅が振る舞われました。
今日のイベントは盛りだくさん
午後にも吟詠演舞が行われました。
川又南岳先生の書の前での演舞はまた一味違いました。

再び後光がさしてきました。
年の初め素晴らしいイベントを行うことができました。
お越しいただいた皆様ありがとうございました。
今年もどうぞオープンロケセット・記念展示館をよろしくお願いしますね。
最後に年の初めの奇跡のおすそ分け。
セット内のお堀の水の波が立たないときだけ見られる
逆さロケセットです!

今日のイベントの締めくくりに、大自然からのプレゼントです。
この奇跡は今日のブログの2枚目の写真と比べるとよ~くわかりますよ。
今日は写真が多かったなぁ。
仕事始めでちょっと力んでしまったかな。
お許しを。
明日は茨城大学邦楽研究会による琴・獅子舞の舞踊演舞があります!
お楽しみに~
テリーでした。