映画公開まで
50日になりました!
大沢たかおさん演じる
関鉄之介は
事変後、
茨城県袋田村(現大子町)から
新潟県下関村(現関川村)に逃亡します。
袋田村については
8/24のブログ記事「
関鉄之介ゆかりの地~大子町袋田~」をご覧ください。
関鉄之介は、なぜ新潟県へ行ったのか・・・
その説明はここでは省略します。
ぜひ映画の
原作「桜田門外ノ変」(吉村昭著)をお読みください。
新潟県関川村で関鉄之介の逃亡生活が終わります。
そう、
関川村は関鉄之介捕縛の地なんです!
映画でも描かれる捕縛のシーン
国のこと、仲間のこと、家族のことを想いながら逃亡し続けた
関鉄之介のなんともいえない想いを、大沢たかおさんが熱演しています。
※関川村はロケ地ではありません。
やはりその関川村の地に行かなくてはという想いに駆られまして
思い立ったら吉日!関川村に行ってきました~!
水戸から片道約5時間、なんと日帰りで!
ということで今日は日帰り弾丸ツアーのレポートをしちゃいます!
江戸時代、関川村は
米沢街道(越後街道)の宿場町として発展しました。
昔の街並みが残っている風情のある村です。
まず初めに関川村の歴史資料を保存する
「歴史とみちの館」へ
ここには関鉄之介書の掛け軸などが展示されており
鉄之介が本当にこの地へ来たという足跡を感じることができます。
すぐ近くには
「国指定重要文化財 渡邉邸」があります。
廻船業や酒造業、金融業で財をなした渡邉氏は
関川村随一の豪商で5百坪の母屋は圧巻です。
現在大規模改修工事中で、めったに見れない豪商屋敷の姿が見れます。
平成25年12月に工事が終了するそうです。
かつて渡邉家周辺には豪商の邸宅が何軒かあり、
関鉄之介と関係のある
佐藤又次衛門の家も近くだったそうです。
地元の人に聞いたらこの辺 ↓ だろうとのこと。
きっと関鉄之介が歩いていたんですよ~
原作には「佐藤又次衛門の家は、大庄屋らしい大きな構えで、道に面していた」
とあります。
他にも関川村には史跡があります。
「関鉄之介潜匿記念の碑」です。
関川村
高瀬温泉にあります。
碑文にはしっかりと関鉄之介の文字が刻まれているのを確認。
しかし、関鉄之介が捕縛された温泉は高瀬温泉ではなく
同じ関川村にある
湯沢温泉なんです。
この温泉街の突き当たりが捕縛された場所。
吉村昭先生は「潜伏するにはふさわしい地だ、と思った」と
原作のあとがきにも記しています。
現在はとても温もりを感じる風情のある温泉街。
たまたま温泉街の方にも話を聞くこともできました。
曾祖父が9歳の時、目隠しをされた関鉄之介が
駕籠に乗せられたのを見たと言っていた、
なんていうすごい目撃証言を聞くこともできたんですよ。
関鉄之介が捕縛された場所。関川村湯沢温泉。
ここは凛とした空気と、人々のあたたかさを感じる場所。
何かこの土地にある本質が、
鉄之介を癒していたのかもしれませんね。
湯沢温泉は日帰りではもったいない場所でしたぁ。
現地に行くと関鉄之介は水戸からよくここまで来たなぁと感じます。
どんな想いでこの地にやってきて
どんな想いでこの地を去っていったのか
その想いを察するだけで込み上げてくるものがありました。
実はこのあと弾丸日帰りツアーは
水原村代官所跡(新潟県阿賀野市)にも立ち寄ります。
それはまた機会があればレポートしますね。
最後に関川村の宣伝です!
今日から関川村では
「大したもん蛇まつり」が行われます!
ギネス認定の世界一の大蛇が村を練り歩くお祭りです!
詳しくは関川村ホームページをご覧ください!
http://www.vill.sekikawa.niigata.jp/index.html
テリーでしたぁ!